地酒2

福島の日本酒 “5年連続” 日本一がどれだけすごいか教えます。

 

福島の酒が、好きだっッ!!

 

冒頭からいきなり叫んだ上に完全に趣味に走りますが、要するに酒が好きです。

酒は世界の古今東西、地域の食文化と共に発展してきたわけであり、食文化というのは人が生きてきた歴史そのもの。すなわち酒を味わうことは文化や歴史を味わうに等しい!というのが私の持論です。

ご先祖さまから脈々と受け継いできた悠久の歴史と文化を、乾坤に捧げるこの一杯と共に。さあ、共に適当に開き直って楽しもうではありませんか!

※本日、福島の日本酒が5年連続で金賞受賞数1位を獲得。それにあわせて福島愛とお酒愛の強すぎる記事をお届けします。ご了承くださいませ。

参考:平成28酒造年度全国新酒鑑評会入賞酒について

 

ひとこと「福島の酒」と言っても……

ところで日本酒も地域ごとに特徴がありますが、特に福島は同じ県内とは思えないほど、浜通り・中通り・会津の各地域ごとに非常に多様な味わいが楽しめます。そればかりか「会津の酒」と言っても会津若松周辺と喜多方、南会津、西会津、猪苗代と大きく分けても個性が異なり、二本松、福島、郡山、矢吹、天栄、白河などは同じ「中通り」でも全く違う酒です。

中通りと浜通りをつなぐ「阿武隈山系」だけでも古殿、三春、田村、平田、塙、矢祭。「浜通り」のいわきと相双もまた、それぞれに違う個性があるのです。

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林檎や梨、メロンにも似た上品な香り高い酒もあれば、箸が止まらない炊きたて銀シャリを思わせる旨味の酒もある。キレ味鋭くシャープな喉越しの酒もあれば、深みをじっくりと味わう円熟の酒もある。孤高のソリストが奏でるヴァイオリンのような寒々しいまでに繊細な美しさもあり、一方ではフルオーケストラの競演を思わせるダイナミックな迫力もある。

常温でも良し。冷やでなお良し、燗も良し。つまり様々なシーンやスタイル、食材との相性が福島県内の酒だけでカバーできるし、飽きさせません。

 

金賞受賞ってそんなに凄いことなの?

凄いんです。

酒造りのレベルが高い県は数あれど、同じ県内でここまでの多様性が見られるのは福島をおいて他にないと私は思います。しかも幅広い味わいを持ちながらも、福島の酒は、それぞれの方向に軒並みハイレベル!なのです。その甲斐あってか、近年の全国新酒観評会(全国の酒蔵が蔵ごとにそれぞれ渾身の1品しか出品出来ず、しかもその内入賞するのは約半数のみ。

その選び抜かれた入賞酒から金賞に輝くのは更に約半数という、すさまじくハイレベルで厳しい観評会)での金賞受賞数が、5月18日に発表されたばかりの最新の結果も含めて、福島県はなんと5年連続全国1位!(歴代日本記録タイ)

挙句、この10年以上1位か2位しか取っていないというすさまじさで全国を圧倒しているのでした。出品数あたりの受賞率も極めて高いので、数打ったから当たったという訳でもありません。実力は本物です。

 

福島は世界一の日本酒醸造地

これはワインで言えばフランスのボルドーやブルゴーニュ、アメリカのカリフォルニアなどに相当する世界的な名醸造地と言っても過言ではありません。

もちろん観評会での評価だけが酒の良さの全てではありませんが、少なくとも現在日本一ハイレベルな日本酒が醸造され、これ程の評価を連続でたたき出している訳ですから、大げさではなく世界一の日本酒名醸造地を名乗る資格すらあるのです。

それなのに、どれほど福島がお酒に、食に、文化に恵まれた環境にあるか気づいていない方が今も多いというのは、なんと勿体ない!(まあ酒に限らず、そういう商売やPRの下手っぴさも含めて昔からの福島「らしい」とも言えますし、ある意味で魅力的ですけどね…)

福島には今も根強い風評被害がありながらも、酒の輸出量はすでに震災前を超えています。世界が魅力に気付きはじめている訳です。せっかく身近にあるのに一周回って遅れるよりも、楽しむのは今でしょ!!

なお、これだけの多様性を保つために、小さな酒蔵なども昔から二人三脚で支えてきたのが、一部の個人経営の酒屋さん達です。ですから、実は個人商店の酒屋さんの方が、量販店以上に希少な酒が安く手に入るケースが多く、穴場だったりします。

個人の酒屋さんには、お宝が沢山。是非そちらも覗いてみてくださいね!

 

どうせ世界で有名になったからには、愛されよう福島。

フランス料理とワインは切り離すことができないと言われています。夫婦のように互いを助け合い、料理はワインの為に、そしてワインは料理のためにあるとまで言われることも。

世界中で愛されるワインはフランスにとって外貨獲得の重要資源。フランスはその文化をワインに乗せて発信し、揺るぎない地位を獲得したと言えます。だから割高であっても「本場」フランスのワインは売れる。ワインを通じて観光客が押し寄せ、文化に強い関心を持つ方も多い。

日本酒は食事とのマリアージュ(相性や組み合わせ)の魅力や味覚の多様性など、特徴や使い方がワインにかなり近いのですから、福島もコレに乗らない手はありません。幸運なことに日本食も近年は海外での需要が急速に広まり、高級料理としてフランス料理に近い扱われ方をされてきています。しかし、パートナーとなる日本酒はメニューに銘柄無しで「SAKE」としか書かれていないこともまだ多いとか。

 

やだなあもう、伸びしろだらけじゃないですか!

 

まとめ

日本酒を世界に発信するというのは、文化を発信し需要を世界に作り出すという国にとっても重要な戦略。せっかくですから、この機会に福島の酒を世界に猛プッシュして「フクシマ」のイメージを「名醸地福島」へと変えて行こうじゃないですか!

福島の酒が世界で愛されたならば、世界中の沢山の人が福島に関心を持って楽しんでくれる。遊びにもきてくれる。考えただけでワクワクしませんか?ついでに風評被害もやっつけられますし、良いことづくし!

さあ、そのためにもまずは自分達が真っ先に、福島の酒や食文化を全力で楽しんで応援しないとね?(こうして飲兵衛は今日も飲む口実をもっともらしく語る訳でした。めでたしめでたし。)

 

金賞受賞銘柄

  • 金水晶:金水晶酒造店
  • 廣戸川:松崎酒造店
  • 雪小町:渡辺酒造本店
  • あぶくま:玄葉本店
  • 三春駒:佐藤酒造
  • 東豊国:豊国酒造
  • 人気一:人気酒造
  • 奥の松:東日本酒造協業組合
  • 会津中将:鶴乃江酒造
  • 名倉山:名倉山酒造
  • 夢心:夢心酒造
  • 弥右衛門:大和川酒造
  • 会津吉の川:吉の川酒造店
  • 大吟醸きたのはな:喜多の華酒造場
  • 会津ほまれ:ほまれ酒造
  • 國権:国権酒造
  • 稲川:稲川酒造
  • 榮四郎:榮川酒造磐梯工場
  • 玄宰:末廣酒造磐梯工場
  • 萬代芳:白井酒造店
  • 一生青春:曙酒造
  • 又兵衛:四家酒造店
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