新鮮な海の幸や温泉を堪能する松川浦の一日観光プラン

内陸に住んでいるとですね、たまに「海が見たいぞ!」って気分になるんですよね。

島国日本、マクロで見ればそこらじゅう海岸線なわけですが、福島県というミクロでいうと、筆者の住む中通り地方は阿武隈高地に隔てられて海から遠く離れています。

 

で、行ってきました。福島県内有数の海の景勝地、相馬市松川浦。江戸時代には中村藩の遊休所(リゾート)だったとか。現在は県立自然公園に指定されています。

 

あ~海だ~!快晴の冬の海は、空気がピリっとして気持ちいい!デッキを歩いていたら、波間に浮かんでいた白鳥さんのご家族(たぶん)が近寄ってきてくれました。このあたり、毎年白鳥が飛来するんだそうです。

 

でもエサを持ってないことがわかったからか、すぐにさようなら……(笑)

 

全長520メートル、主塔の高さ58メートルの松川浦大橋も圧巻です。夜になるとライトアップもされるそうですよ。

 

実は松川浦というのは、宇多川と小泉川の川口にできた潟湖なんですね。東日本大震災で被災する前は、この松川浦大橋を渡って潟湖を一周できたそうです。大橋は今年4月に復旧完了して再び通行可能になりましたが、その先はまだ工事中。早くまた一周できるようにならないかな~

 

海鮮料理を食べるなら「斎春商店」がオススメ

昼ごはんはやっぱり海の幸ということで、この日はお食事処「斎春商店」さんへ。県外からもお客さんが訪れるという人気店です。

 

筆者好物のイクラやウニ、もちろんお刺身もたくさんありましたが、地のモノが頂きたかった筆者はカレイ焼定食(1,800円)にしました。おっきな子持ちカレイは肉厚で食べ応え十分!

 

福島県沖で獲れた魚は「常磐もの」と呼ばれ、築地などでも高値で取り引きされていたそうです。特に北部の相馬市の沖合は、世界三大漁場の金華山沖もすぐ近くですからね。相馬原釜港には年間通じて100種以上の魚が水揚げされ、全国に出荷されていました。この日頂いたカレイなどは、全国2位の水揚げを誇っていたとか。また、波のおだやかな松川浦では海苔やアサリの養殖がさかんに行われてきたそうです。

 

震災の被害と原発事故の影響で、こんなに豊かだった沿岸漁業や養殖業はまだ試験操業の状態ですが、対象種や操業海域は徐々に広がり、今年3月からは、ほとんどの魚種が出荷できるようになりました。水揚げされた魚は、国や県の検査だけでなく、漁協がさらに独自の厳しい基準を設けて自主検査をしているので、もちろん安心して食べられます。

でもまだマーケットが回復していないこともあり、漁に出るのは週に2回。水揚げ量も以前の1割以下にとどまるそう。地元の飲食店さんも、以前のように地のモノだけでお料理を提供するのは難しくなってしまったんですね。ちょっと残念ですが、そのかわり全国から仕入れた新鮮な海の幸で、斎春商店さんではこんな豪華な海鮮丼も提供されてますよ~

 

温泉で温まり、夕暮れどきまで海を堪能

さて、お腹が満足したら次は温泉です。ホテル飛天さんの日帰り温泉「羽衣の湯(大人700円)」に行ってみました。

地下1200メートルからくみ上げたという単純泉は、海の近くだけど塩辛くない!(笑)加温のみで加水はしていないそうです。露天風呂を囲む木々の間からはすこーしだけ海が見えましたが、外はちょっと寒かったので内湯でじっくり温まりました。ジェットバスもあって超リラックス~~(^^) 

 

短い冬の日。お風呂を出たらもう陽が傾きかけていました。夕陽を背にした松川浦大橋は、なんだか壮観です。

 

夕暮れの海ってロマンチックね。なんでわたくし一人でここにいるんでしょうね(笑)

 

再びあったかいものが飲みたくなって、オーシャンフロントのセレクトショップsweetrapさんへ。

 

こちらは洋服などを扱ってらっしゃいますが、カウンターがあってコーヒーとホットサンドも頂けます。あずきバターのホットサンドを頬張りながら、目の前の松川浦沿いにイルミネーションが灯るのを待つこと30分。

 

「浦ほたる」と名付けられたこのイルミネーション、ペットボトルに取り付けられたLED電球が暗くなると自然に灯るんですって。暮れなずむ海を背に、幻想的にまたたく「ほたる」の光……。だからなんでわたくし一人でここにいるんでしょうねえ(笑)このすてきなイルミネーションは1月末までだそうです。

 

この日のお土産はもちろん、原釜港に揚がったシラス。お酒のおともにピッタリなシラス納豆、最高です♪

 

まとめ

海鮮あり温泉ありの風光明媚な松川浦までは、仙台からは常磐自動車道で1時間少々。福島市街からは阿武隈高地越えで1時間半近く要しますが、現在ここを貫く「相馬福島道路」という高速道路が建設中。その一部が2017年3月に開通したおかげで、所要時間が少し短縮されました。この冬は海の幸とお風呂を楽しみに、雪の少ない浜通りへドライブしてみては?

■旅館斎春商店
住所 福島県相馬市尾浜字牛鼻毛119-1
電話 0244-38-8108
HP  http://saiharu.html.xdomain.jp/
お食事処 営業時間 昼11:00~14:00、夜17:00~21:00(要予約)
定休日 不定休

■日帰り温泉 羽衣の湯(ホテル飛天内)
住所 福島県相馬市和田字中迫104-3
電話 0244-38-7000
HP http://www.hiten.jp/huro.html
営業時間 10:00~17:00
定休日 第1・3月曜日(原則)

■セレクトショップ Sweetrap
住所 福島県相馬市尾浜字高塚228-2
電話 0244-26-5493
HP https://www.facebook.com/pg/sweetrap2017/
営業時間 10:00~20:00
定休日 水曜日