高畑天満宮うそかえ祭で、参拝者限定の身代わり守り「うそ鳥」をゲット!

「うそかえ」の神事をご存知ですか?毎年1月、前年に授かった木彫りの鷽(うそ)鳥のお守りを新しいものと交換し、前年の不幸をすべて「嘘」として払い吉事に変える、というもの。

鷽というのは菅原道真公が愛した梅の木を好んで飛来する鳥で、天神様の参拝者が蜂の大群に襲われたとき飛んできて蜂を食い尽くしてくれた、という故事にちなみ、木彫りの鷽がお守りになったと言われています。

亜種ウソ♂ Pyrrhula pyrrhula griseiventrisBy Alpsdake投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link

この「うそかえ祭」、道真公を祭る各地の天満宮・天神社で行われており、なかでも太宰府天満宮(福岡)や亀戸天神社(東京)が有名かと思いますが、実は福島市飯坂町にある高畑天満宮でも1月と4月に行われているんですよ。なんでも、東北地方ではここだけだとか。

昨年の筆者は幸い、嘘にしてもらいたいほどの不幸には見舞われずに済んだのですが、年齢とともに悩みも増えそうな今年は、転ばぬ先にと、1月の「うそかえ祭」へ人生初の「うそ鳥」をいただきに行ってきました。祭の期間中しか授与されない特別なお守りです。

 

不幸を全部「嘘」にしてくれる「うそかえ祭」

高畑天満宮は飯坂温泉駅からは歩いて10分ほど。そのご利益の大きさからか、参拝者は毎年数万人にのぼり、「うそ鳥」をゲットするまでにかなりの時間を要するといううわさです。4日間の祭の期間中、地元の温泉宿では宿泊または日帰りプランを利用すると「うそ鳥」を予約して旅館で手渡し、というプランも提供しているほど。スゴイな。(もちろん参拝はしなきゃダメですよ)

今年も初日は早朝6時から人が並び、1時間待ちだったと聞いて覚悟して臨みましたが、幸い筆者が訪れた2日目の午後はほとんど行列しませんでした。まずは、お詣りです。

 

天神様といえば学問の神様です。境内には学業向上・試験合格と書かれた大きな鉛筆とともに、大小の「うそ鳥」像も建っていました。特徴である胸元の赤い羽根が、かなり強調されているみたいですね(笑)。「鷽」という字が「學」に似ていることから、知恵を授かるとも言われてるそうです。

 

見ているほどに愛着がわく、素朴でキュートな「うそ鳥」

参拝が済んだら、いよいよ木彫りの「うそ鳥」ゲットです。特大~特小まで5種類あり、大きいものから飛んでいってしまう(売り切れる)んだそうですよ。

 

筆者は控えめに、特小(初穂料800円)をいただきました。なんか、とっても素朴ですよね。最初はちょっと顔つきが怖いかなと思いましたが、見ているうちにだんだん愛らしくなってきました。

 

後ろにはちゃんと長い尾羽もついています。飯坂ジモティに聞くところによると、飾っておいた「うそ鳥」の身体にシミが浮き上がることもあるんだとか。そんなとき持ち主さんは、「うそ鳥が身代わりになってくれた」と感謝するそうです。うちのうそ鳥さんも、どうぞよろしくお願いしますm(__)m

 

受験を控えた甥っ子のため、試験合格のお守りもいただきました。がんばれ、甥よ。

 

境内には他にも、患っているところを撫でると病が治癒するという「撫で牛」や、くぐると願いがかなう「叶う門」といったスポットも。せっかくお詣りしたからには全部のご利益いただきましょうね。

 

なお、高畑天満宮は西根神社の境内にあり、同じ時期には「どんと祭」も行われています。小ぢんまりした参道には屋台がならび、地元の人たちでにぎわっていました。

お土産は、駅までの道の途中にある橋元堂豊嶋屋さんで「うそどら」を購入。中のずんだ餡が甘すぎず、いくつでも食べられちゃいます。体重が増加しても「嘘」にしてくれるかしら~(笑)

 

まとめ

新年に福島にいらしたら、ぜひ高畑天満宮で「うそ鳥」を授かり、すべての災厄を「嘘」にかえてもらいましょう。1月の「うそかえ」を逃した方は、4月27日(春季例大祭)でも再トライできますよ。

高畑天満宮(西根神社)

福島市飯坂町湯野高畑2

024-542-6474(西根神社社務所)

http://www.iizaka.com/join/join07/shiseki19/

 

おまけ

さて、飯坂温泉に来て温泉に入らないで帰るわけにはまいりません。旅館やホテルの日帰り利用もよいですが、ジモティ感を満喫できる共同浴場もオススメです。飯坂温泉駅から徒歩圏内には8つの共同浴場があり、源泉や泉質がちょっとずつ違いますが、共通しているのは「熱い」こと。

源泉の温度は50度から62度もあるんです!地元の人はこの熱いお湯が大好き。でも初心者は、熱い湯(46~48度)とぬるい湯(41~43度)2つの浴槽があるところを選ぶのが正解でしょう(筆者もまだ修行中)。

 

この2浴槽タイプは、波来湯(はこゆ)、導専の湯(どうせんのゆ)、仙気の湯(せんきのゆ)の3つですが、なかでも利用しやすいのが波来湯。現在の施設は2011年築とまだ新しく、ほとんど駅前の好立地です。入湯料は300円と他より100円お高いですが、カランもシャワーもあり、脱衣場にはロッカーとドライヤーもありますので、普通の銭湯の感覚で入れます。

え、カランもシャワーもあるって……他のところはどうなってるの??はい、もっとディープな共同温泉めぐりは、おまけで紹介するのはもったいないのでまた機会を改めて!

波来湯(はこゆ)

福島市飯坂町字十綱町30

6:00~22:00(最終入館21:40) 定休日:火曜

024-542-5223

http://www.fckk.co.jp/onsen/?page_id=2