ダムの底

マニアックすぎる福島の観光スポット「摺上川ダム」の魅力

こんにちは。福島のダムプレゼンター 土石流 衛(どせきりゅう まもる)こと新井です。

今回はこの場を借りて、ダム好きである私がダムマニア入門にオススメしたい福島市の「摺上川ダム」を紹介して、観光地としてのダムの魅力について啓蒙させて頂きます。

あなたが週末の予定を立てるとき「ダムを見に行く」という選択肢が挙がることを願っての記事ですので、どうぞお付き合い下さい。

 

ダムの魅力ってなに?

皆さんは、ダムに行ったことはありますか? 多くの方が一度も行ったことないと答えるでしょうし、普段の生活の中でも行く機会はないでしょう。ちなみに私も25年間、一度もダムに行ったことがありませんでしたが、一度行っただけでハマりました。

つまり、ダムに一度も行ったことのない方ほど、潜在的なダムマニアが多くいらっしゃる気がします……。そんな人々に向けて、まずは私の思うダムの魅力を簡単にご紹介します。

一般的にダムは山あいにあり、それこそが最大の魅力でもあります。自然豊かな山々と静かな環境、そして雄大な湖面をゆったりと眺めるダム観光は自然のなかで心を浄化する、そんなリフレッシュ効果があると思います。

摺上川ダム1

 

ダムは、男心をくすぐる最大級の人工物

次にダムは人間の作る最大級の建造物です。密かに増えている「工場萌え」然り、巨大で無機質な人工物に心惹かれる男の子は多いのではないでしょうか。

写真は、福島県最古のダム、高柴ダムの放流の様子。運が良ければ、このような大迫力の放流を見ることができますよ!

高柴ダム

また、ダムは日本各地に約3,000基ありますが、用途、地形条件、建造時期などでそれぞれ違いがあり、ひとつとして同じものがありません。使われている技術、完成までのストーリー、水門の形など、ダム観光は詳しくなればなるほど面白くなります。

 

ダム入門にオススメ!摺上川ダム

それでは、改めて福島にあるダムの紹介に話を戻しましょう。今回、ご紹介するのは福島市にある摺上川ダムです。岩石を積み上げた「ロックフィルダム」という種類のダムです。

摺上川ダム2

石積みの堤体とコンクリートのなめらかな曲線が特徴的なダムで、「ゴツゴツして無機質なダム」とはだいぶ印象が違いますね。

摺上川ダム3

ダムプレゼンターとして、摺上川ダム(通称:茂庭ダム)をオススメする理由が4つあります。

 

1.福島駅から30分ほどにあるアクセスの良さ

ダムにすこし興味あるかも……という方がいきなりダム目当てで遠出するのはハードルが高いはず。でも、安心してください。摺上川ダムなら、JR福島駅から車でおよそ30分、近くには飯坂温泉や穴原温泉などの人気温泉地がありますので日帰り温泉付きで楽しめます。ダム観光の後に、温泉に浸かって身体も心もリフレッシュする、そんなこともできちゃいます。

 

2.巨大な壁のような大きさ

摺上川ダムの体積は全国3000基あるダムの中でも全国10位。初めて目にすれば、必ずその大きさに驚くはずです。24階建てビルほどの高さのある壁が、町のすぐそばに出現。まさに進撃の巨人に出てきそう……。

摺上川ダムの外観

ちなみに、こちらがダムの上から撮った写真。

摺上川ダムの上から

また、堤体の下が立入禁止のダムも多いのですが、ここ摺上川ダムは真下にキャンプ場があり、休日にはたくさんのテントが並びます。

摺上川ダムの下

 

3.インフォメーションセンターの充実度

ダムの上にインフォメーションセンターがあり、ダムについての基礎知識や摺上川ダムについて学ぶことができます。

インフォメーションセンター

小さな子でも分かるように、楽しみながら学べる展示物も揃っているため、ダムマニアの入門にはぴったりですね。こちらは、摺上川ダムに生息する魚たちをタッチパネル式の画面をタッチして、調べることができます。意外と捕まえるのが大変でした笑。

インフォメーションセンターの中

 

4.摺上川ダムの内部見学

人々の生活を影で支えているダム。そのはたらきを知ってもらうための普及に努めている管理所は少なくありません。その取り組みの一環として、内部見学ができるダムがあり、摺上川ダムもその一つです。
(※ダムによって異なります。あらかじめ調べておくとよいでしょう)

ダムの底

摺上川ダムでは、監査廊(管理用通路)や浸透流測定室(ダムの健康状態を調べる所)の見学が可能で、案内してくれる職員さんに色々と質問してみると、よりダムについての理解が深まりますよ。

摺上川ダムの豆知識
・ダムのなかは年間通して14〜15℃ほどで、ひんやりしっとりしている
・ダムは常に水が染み出ていて、その量や濁りで異常をチェックしている
・摺上川ダムは約40万人の生活用水を担っている
・比較的新しいダムなので全国初の技術が各所に使われている
・飯坂温泉のカフェ「oncafe」でダム所長監修のダムカレーが食べられる

ダムの底2

などなど。
その他、見学会が開催されることもあるそうなので「いきなり見学の申し込みはハードル高い!」という方はそちらに参加してみてもいいかもしれません。

 

ダム観光の後は、ダムカードをGETしよう!

そして、最後はマニアの間では常識となっているダムカードをGETしましょう。

ダムカード1

ダムカードとは、2007年に国交省が作成し、今では全国500箇所以上のダムで配布されているカードです。これを目当てにダムを回る人がたくさんいるとか。こちらも同様にダムの普及活動の一環なんですね。

ダムカード2

 

まとめ

以上、ダム初心者の方に向けての魅力を紹介しました。
もし興味をもって頂けたなら、編集長をそそのかしてダムに連れて行った甲斐があったというものです。
なお、わたくし土石流衛の解説するダムの動画がありますので、よろしければぜひご覧ください。後編は摺上川ダムの魅力も紹介しています。

摺上川ダム見学レポート

 

摺上川ダムのアクセス

摺上川ダムインフォメーションセンター

〒960-0271 福島県福島市飯坂町茂庭字蝉狩野山25

入場料:無料

9時00分~16時30分

024-596-1275

http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/j77301/info1/index.html

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