濃厚な甘さ、福島発祥のドライフルーツ「あんぽ柿」お酒にも合うオススメの食べ方をご紹介

あけましておめでとうございます! 昨年は福島TRIPの記事をご愛読いただきましてありがとうございました♪ 本年もよろしくお願いします!(^▽^)

ところで、1月と言えば寒いですね。冬ですね! 冬となると観光には不向きな季節と思われがちですが、福島は、冬もなんのその! ウィンタースポーツの聖地も目白押しです。

たとえば、春先の記事「歴史やグルメに観光も!丸一日でまわれる猪苗代町の見どころ特集」 でも紹介した、猪苗代町にあるリステル猪苗代のすぐ裏にある「リステルスノーファンタジア」というゲレンデは、フリースタイルスキーWorld cupも開催される聖地。なんと、ワールドカップ開催地ですよ? すごくないですか??

なにしろ、福島では首都圏から手軽に訪れることができる距離にありながら、非常に良い雪質とゲレンデが楽しめるのです。 しかも、猪苗代町以外にもたくさんのゲレンデが目白押し♪


▲冬季ならではの自然の造形美も▲

また、最近注目されているのが冬の只見線。会津若松市から奥会津の只見町を通り、新潟県魚沼市へと連なるローカル鉄道です。結構知られていないのですが、福島の会津地方と新潟の魚沼は、同じ山を挟んでお隣同士なんですよね。会津のお米が全国トップレベルにおいしい!というのも、ちょっと納得だったりもします。

只見線は数年前の豪雨災害で一部区間が不通となっておりますが、現在復旧に向けて動き始めています。なにより、試しに「只見線 冬 写真」で画像の検索をしてみてください。

この絶景! 実は、台湾で「世界で最もロマンチックな鉄道」として只見線の冬の写真が広告に出されて以来、大人気の観光スポットにもなっているのだとか。素晴らしいですよね。

関連:世界で最もロマンチックな鉄道「只見線」の秘境駅をめぐってきた!

…と、福島は冬の寒さを生かした魅力もたくさんあるのですが、それだけじゃありません! なにしろ「果物王国福島」ですから、寒い冬にもちゃんと食べられる果物があるんです!!

 

冬ならではの福島の果物「あんぽ柿」

冬なのに果物??

みかんとかの柑橘類は寒いと美味しく育たないでしょ??

はい、その通りです。もちろん秋に収穫されたリンゴなどもまだおいしく食べられるのですが、今回は福島の冬でしか食べられない、とっておきの果物をご紹介します!

その名も…

あんぽ柿!!

写真:ふくしまの旅 フォトライブラリより

あんぽ柿というのは、福島県伊達市梁川町で大正時代に開発された干し柿製法の一種です。だいたい12月~2月くらいの間に楽しまれる冬の味覚で、材料は蜂屋柿(はちやがき)や平核無(ひらたねなし)などの渋柿。

福島は温泉がたくさんあって硫黄が採りやすいのですが、この硫黄を使って燻蒸させるという特殊な製法で作られています。(硫黄は製造途中の乾燥で揮発して無くなるので毒性はありません。ご安心ください。)

干し柿というと、黒ずんでいて白い粉を吹いて……というイメージがあるかもしれませんが、このあんぽ柿は、見た目からして違います!

ご覧の通り、干してあるのに色鮮やかな橙色で、とっても写真映えするのです。ちょっと寂しくなりがちな冬景色を鮮やかに彩ってくれるあんぽ柿は、贈答品にもぴったり!

しかも…その食感は、ドライフルーツとは思えないくらいに、しっとり。ねっとり。とろーり…。驚くほどにジューシー。加えて、葡萄を樹上で完璧な品質へと完熟させる貴腐ワインを思わせるほどに濃縮された香りと味わいは、初めての方は一口食べた瞬間に驚きをもって受け止めることでしょう。

普通の果物の糖度を圧倒的に凌駕するほどに甘く、もはや和菓子と言っても過言ではありません。 その栄養成分も、ビタミンAやβカロチンがたっぷりなのも特筆すべきところですが、食物繊維に至っては、ゴボウをも凌駕しています!

また、原料となる柿そのものの品質を左右する福島の伊達地方の気候風土も、あんぽ柿生産には欠かせません。これは桃やリンゴでも同様なのですが、この地域は日照時間を稼ぎやすいなだらかな斜面が続く土地で、季節や朝晩の寒暖の差や土壌の質も果樹生産に非常に向いております。

写真:ふくしまの旅 フォトライブラリより

加えて、台風など自然災害の被害も大きくは受けにくい。福島は、あんぽ柿にとって理想のテロワールだらけであるといえます。ただの干し柿だと侮るなかれ。福島発祥の、福島だからこそ作ることができた、びっくりするようなミラクルフルーツなのです!

さて、このあんぽ柿なんですが。そのまま食べてももちろん美味しいのですけど、アレンジメニューもおすすめです!

たとえば、このあんぽ柿にクリームチーズを合わせます。それを生ハムでくるりんぱ☆と巻いてみると…

食卓をますます鮮やかに彩ってくれる一品が完成!

しかも、このジューシーでしっとり、蕩けるようなあんぽ柿の味わいがクリームチーズと合わさることで、お酒への相性が格段に上がってしまうのです。

海外では、ワインのおつまみの定番としてドライフィグ(干しいちじく)が昔からしばしば使われてきておりますが…このあんぽ柿、ドライフィグに全く引けを取らないのです。そこに、さらにクリームチーズと生ハム…ですよ?

この際、ハッキリいいましょう。

あんぽ柿は、干しいちじくに負けない魅力を持つ…という以上に、ぶっちゃけ上位互換品になり得ます。特に日本酒及びワインへの相性は抜群。世界を狙えます!!

食べ合わせとしてのペアリングに留まらず、マリアージュというに相応しい、お酒を合わせることで新しい味わいと魅力が生まれるような存在になるのです。これを知らないのは、あまりにももったいない!

 

まとめ

今回は、福島発祥の冬の味覚、「あんぽ柿」を特集してみました。地元では昔から楽しまれているものの、まだ全国ではあまりメジャーになりきれていない「隠し球」かもしれません。特に、アレンジメニューでの楽しみ方で可能性はますます広がります! ぜひみなさま、この冬は福島のあんぽ柿をお楽しみください♪