“うまくいく” 縁起物、福島の伝統工芸「大堀相馬焼」をサプライズプレゼントした話。

日々、福島の観光情報を発信する編集部ですが、SNSなどを通じて読者の方から福島観光のご相談を受けることもしばしば。つい先日、こんなご相談を受けました。

「知人が入籍予定で、そのお祝いとして福島ならではのギフトを贈りたいのですが、お勧めの品があれば教えてください!」

これはめでたい! もう少し詳しいお話を聞いてベストなものを教えたいということで、直接お会いして具体的なお話を聞かせていただきました。

今回のご相談者、県内在住の小林さん。

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小林さんによると、今回ギフトを贈りたい夫妻はどちらも以前から知人だったようで、二人とも数年前にIターンで県外から福島県に移住。その二人が晴れて、ここ福島で結ばれることになった、ということもあり県内出身の小林さんとしては、その新たな門出を福島ならではのギフトを贈って祝いたいとのことだったそう。

福島の情報を発信する我々としても、福島を選んで移住してきてくれて、しかもその二人が福島で結婚することを決めてくれたなんて聞けば、同じように嬉しいですし全力で応援したい!

そして “新たな門出” でピンときた編集部がお勧めしたのは、300年以上の歴史もある伝統工芸品「大堀相馬焼」。昔から日本海側の相双地域を中心に、縁起物として親しまれ、ギフトとして贈られることも多いので今回のような結婚祝いにはピッタリ!

そこで早速、小林さんと一緒に大堀相馬焼の販売・製造までを行う『松永陶器店』さんに足を運びました。

 

人気クリエイターとコラボし、海外にも展開する『松永陶器店』

今回訪れた松永陶器店さんは、白河ICから白河方面出口を出て国道4号線沿いの信号を左に曲がって5分ほどしたところに窯とお店を構えています。

「大堀相馬焼 松永窯」と書かれた看板とのれんが目印。

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お店を訪れると、大堀相馬焼で作られた陶器類が店いっぱいに置かれていました。

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伝統工芸というとどうしても渋いイメージを抱きやすいんですけど、松永陶器店で販売している商品の中にはかわいらしさであったり、現代風のデザインを取り入れたオシャレなものまであって、若い人にもお勧め!

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そして、出迎えてくれたのは松永陶器店の四代目でもある松永 武士さん。今回、お店を訪れた事情を話すと武士さん自身も数年前にUターンしてきたそうで、喜んでギフト選びに協力してくださいました!

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武士さんは海外で働いていたのですが、震災を機に伝統工芸を海外に広めていきたいという想いから福島にUターン。当時、松永陶器店をはじめ、大堀相馬焼の窯元が震災によって浪江町で製造することができなくなりましたが、新たに西郷村に拠点を構え、新たな視点で大堀相馬焼を再び立て直そうとしています。

こちらは、武士さんがプロデュースした様々な分野で活躍するクリエイターとコラボしたKACHI-UMAシリーズ。10名のクリエイターがそれぞれの感性や発想で表現したデザインは、一つひとつに違いがあってバラエティ豊富。

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武士さんによると、大堀相馬焼の特徴は3つあるそうです。

 

大堀相馬焼の特徴1:馬の絵

大堀相馬焼が生まれた地域では、現在も続く伝統行事で数百の騎馬武者が駆け巡る「相馬野馬追」をはじめ、馬にまつわる伝統が古くからあり、大堀相馬焼もそのひとつ。

描かれている馬は「御神馬」と呼ばれ、別名が「左馬」ということもあり “右に出るものがない” 馬であることからも “うまくいく” といった縁起物として親しまれてきたと言います。

 

大堀相馬焼の特徴2:ひび割れ

この陶器のひび割れは「青ひび」と言われていて、製造工程の中でできるもの。焼いた後に陶器を冷ましている三日間ほど「ピン、ピン」と綺麗な音色を奏でながらひびがはいっていきます。このひび割れも一つひとつ違うので、同じものができることはないそうです。

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大堀相馬焼の特徴3:二重焼き

大堀相馬焼はお湯が冷めにくく、また熱い湯を入れても持つことができるんです。その秘密が大堀相馬焼特有の技法で「二重焼き」という構造だからなんだとか。製造の手間はかかるものの、使いやすさにこだわった構造なんだそうです。

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優しい色合いが可愛らしい「SAKURAMUG」に決定!

大堀相馬焼のお話を聞きいた後に、商品を眺めていると突然、小林さんの目が止まりました。

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小林さんが「かわいい!」と手に取ったのが、こちらの「SAKURAMUG」という商品。

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SAKURAMUGを考案するにあたって、福島県を舞台にした大河ドラマ「八重の桜」にも登場した山本八重のように、困難があっても乗り越えられるようにという願いを込めたそうで、桜にちなんだ優しいピンク色と四葉を模様したデザインがかわいらしいですね。

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ペアで黒色もあるそうなので、贈るギフトはSAKURAMUGに決定!

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ちなみに、この後、小林さんは旦那さんにもKACHI-UMAシリーズを買ってました笑。

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新たな門出が “うまくいく” ことを願って大堀相馬焼をサプライズプレゼント!

後日、知人夫妻とのホームパーティがあるということなので、そこでサプライズプレゼントしようと計画。我々編集部は、その知人夫妻と全く面識がなかったので小林さんにうまく調整(Iターンの二人をインタビューしたいという定)してもらい、参加できることになりました。ちなみに、この日は小林さんの旦那さんも参加。

正直、サプライズ企画というのが初だった編集部は少し緊張ぎみ笑。一瞬の表情を逃さぬように事前に小林夫妻とも念入りに打ち合わせを行い、知人夫妻のお宅へと向かいました。

そして、出迎えてくださったのが今回サプライズする相手でもある辺見夫妻。

まずは簡単に挨拶を済ませ、編集部が手土産として持ってきた人気カフェの向山製作所で購入したプリンを食べながら予定通りお話を聞かせてもらうことにしました。このときはまだ、二人とも今回の企画を全く知りません(ワクワク)

冒頭でもお聞きしたように、辺見夫妻はどちらもIターンで福島に移住してきたそうで、旦那さんが神奈川県出身で奥さんは東京都出身。

移住するキッカケを伺うと、お互い学生時代に福島県の復興活動を通じて都心にはない魅力を感じたそう。都心での就職が選択肢としてあったのにもかかわらず、それでも福島県内に就職することを決意したと言います。ちなみに、お二人が初めて出会ったのも、この復興活動を通じてとのこと。

旦那さんは「都心にはたくさんの人がいて、自分が埋もれていくような感覚があった。」と仰っていて、復興活動を通じて “自分だからこそ力になれる” ということを感じたそう。

奥さんも同じく震災後に学生時代所属していた研究室で福島県に訪れたのがキッカケだったようで、とにかく「岳温泉が私の好きな温泉のタイプだったんですよ!」と二本松市にある温泉が気に入ったと仰ってました笑。

お二人とも我々が知らない地名の由来であったり、福島県内の道の駅を4周したりと編集部に勧誘しようかと思うくらい福島愛がとても強い!

 

ついにサプライズ実行!

さて、そろそろ……。と思い、お二人をソファに移動してもらいました。

「え、なになに!?」

奥さんいい反応ですね笑。

小林さんから「実は、お二人にプレゼントがあります。」と一言。

松永陶器店で購入したSAKURAMUGを取り出すと「えっ!」っというサプライズしがいのある反応!  我々も嬉しい……泣。

早速、中を開けてもらうことに。

ピンクのSAKURAMUGを手に取ると「かわいい!」と奥さんが最高のリアクションで喜んでくれて、旦那さんの表情もいい絵になりました笑。もちろん旦那さん用でペアのマグもありますよ!

「あ、ペアで黒色もいいですね。」

お二人ともこのサプライズにとても喜んでくれたようで、夫婦仲良く「ありがとうございますー‼︎」という言葉に小林さんも笑顔。

そして、奥さんが「飾っておこうかな!」と言っていたので、みんなで「使ってください!」と総ツッコミしました笑。

奇遇にも実は以前、旦那さんが新社会人になるタイミングで奥さんが大堀相馬焼のマグカップをプレゼントしたことがあったそう。

「また節目のタイミングで大堀相馬焼をプレゼントしてもらうって不思議だね〜。」

旦那さんが「次は子供ができたときかな!」とお話されていて、福島の伝統工芸がこういう形で次の世代に受け継がれていくのは素敵なことですね!

今回のサプライズは大成功となりました

 

まとめ

最後の話は小林さんも編集部も知らなかったので驚いてしまったのですが、お二人の人生の節目に再び大堀相馬焼を贈るという感慨深いサプライズとなりました。

今年も残すところあとわずか。みなさんの近くにも今の時期、受験を控えていたり、新生活に向けて準備している方もいるのではないでしょうか?

そんな新たな節目を迎える人が “うまくいく” ように願いを込めて大堀相馬焼をプレゼントするのもいいかもしれませんね。

今回、お伺いした松永陶器店で販売する素敵な商品はお祝い品や引き出物、企業や自治体への記念品としても人気のようなのでギフト選びのご相談は以下よりお願いします!

詳しくはこちら

また、今回ご紹介した大堀相馬焼のSAKURAMUGは以下よりご購入いただけます。

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【年末年始の営業のお知らせ】
年末年始休暇:12月30日〜1月5日
29日15時以降のご注文は6日から発送となります。ご了承くださいませ。

大堀相馬焼 松永窯

福島県西白河郡西郷村小田倉字小田倉原1-31

10:00-17:00(定休日:水・木)

0287-74-3503

http://soma-yaki.com/