130年前の噴火跡をたどる迫力の登山、福島の名峰「磐梯山」裏の顔に迫る
磐梯山名物「鉄の手すり」に掴まりながら1番の難所へ
ここからは噴火跡の岩壁を300m程登り稜線に出ます。今回のルートで1番の難所です。

出迎えてくれたアゲハチョウに笑みがこぼれます。

樹林帯の中を行き、徐々に足場が悪くなってきますが、磐梯山名物「鉄の手すり」のおかげで、バランスがとりやすく助かりました。

とはいえ、過酷な登りが続きます。

背後には荒々しい火口壁が見渡せます。

遂に、今日1の難所を登り切りました。後ろに見えるのは櫛ヶ峰1636mです。

稜線に出ると展望が広がりますが、山頂はガスに隠れて見えませんでした。
※稜線の右側は絶壁です。風が強い時などは気を付けて渡りましょう。

そして、眼下には湖が見えます。右奥が檜原湖(ひばらこ)、手前が銅沼(あかぬま)です。檜原湖も磐梯山の噴火で生まれた湖の1つで、日本で最も大きい火山性の堰止湖でもあります。
遊覧船やキャンプ場がある他、夏にはバスフィッシング、冬には氷結した湖上でワカサギ釣りが楽しめます。

稜線を進むにつれ、高山植物が見えてきました。くるりと反転した花びらが可愛らしいコオニユリに、トンボがとまっています。

タカネナデシコは、薄紅の繊細な花びらが特徴的です。

ミヤマシャジンもたくさんの花をつけ、あちらこちらに咲き誇っていました。

黄金清水で喉をうるおして再び出発!










