力丸

時間という概念を忘れさせてくれる大人の隠れ家 会津東山温泉「向瀧」

会津若松観光

【16:30】自慢の温泉へ

向瀧には「きつね湯」「さるの湯」「家族風呂」という3種類の浴室があります。それぞれ特徴があるので順番にご紹介します。

 

きつね湯

こちらは会津藩上級武士がその傷を癒やすために入っていたと言われる温泉です。その歴史は古く、江戸中期から存在しています。

特徴は何と言ってもその温度。約45℃と熱めの温泉で、自然湧出の自家源泉(約58℃)から動力を一切使わずにお湯を引いているため、源泉から近いきつね湯は自然と熱めのお湯になるそう。

シャワーがないお風呂になりますが、昔の湯治場風でお風呂しかないのが逆に新鮮。より非日常を感じることができます。

健康優良児の僕は傷がなかったので、会津藩士の傷を癒やしていたという効果ははっきりとはわからなかったものの、肌はすべすべ、身体はぽかぽかになり、忙しくしていた心と身体をしっかり癒やしてもらいました。

▲無駄なものは何一つない癒し空間▲

 

さるの湯

こちらはきつね湯よりも少しぬるい42℃くらいの温泉。名前の通り、実際に猿がじゃぶじゃぶ入っていたことが由来となっているそう。

きつね湯に比べてキラキラした印象のさるの湯は、お湯が柔らかく、浴槽のまわりには足が滑らないように伊豆石という肌触りのいい石を貼っているというこだわりのお風呂。

▲石をふんだんに使ったこだわりの空間▲

 

大きな窓から外の空気が入り、露天風呂のような感覚。この大きな窓から春には桜、冬には雪景色など、東山温泉の素晴らしい自然を眺めながら温泉に浸かることができます。

▲中庭もキレイだけどこのサイズの庭もいいですね▲

 

家族風呂

こちらは3種類のお風呂の総称になっています。

各お風呂は「鈴の湯」「蔦の湯」「瓢(ふくべ)の湯」と名前がつけられており、予約不要で貸し切れる温泉なので、お子さんが小さくて周囲を気にすることなくゆっくり温泉に入りたいというご家族にはオススメですね!

▲鈴の湯▲

 

▲蔦の湯▲

 

▲瓢の湯▲

 

【18:30】夕食

中庭とお風呂でしっかり癒やされてお部屋に戻るとお待ちかねの夕食!

▲シンプルかつ上品な料理▲

 

食前酒には向瀧オリジナル日本酒である『美酒佳肴』にしそを加えた、「赤しそのしずく」からはじまり、会津の食材をふんだんに使った料理が次々に運ばれてきます。

普段、味付けの濃いものばかりを食べているので、はじめ薄味に感じましたが食べ進めていくにつれ、食材本来の味や風味、物足りないなんてことは一切感じないほどの満足感にびっくり。使っている会津産、県内産の食材を熟知し、自信を持って提供できるからこその味付けですね。

こちらの「福島酵母牛の姫すてーき」。

▲福島牛の姫すてーき。肉汁が溢れています。▲

 

酵母牛は、日本酒の酵母で発酵させた飼料を餌として与えた牛のことを言います。その酵母菌の効果でくさみもアクもなく、柔らかい肉質なのが特徴。

この姫すてーきも非常に柔らかく、噛むとじゅわっと内側から出てくる肉汁がとても甘い。日本酒が有名な福島県の酒酵母を飼料にしているので、もう間違いないですね。

その後も次々と美味しい料理が運ばれてきますが、特に気になったのがこちらの「鯉の甘煮」。

▲味もさることながらボリュームもたっぷり!▲

 

鯉はくさみのあるイメージが強かったのですが、これは今まで食べてきた鯉とは全く違います。くさみを抜くために手間暇をかけていて、さらに6時間煮込むことで骨まで食べられるんです。本当にくさみがないので苦手意識を持っている方もきっと驚きますよ。

ちなみに、食べきれない方は部屋番のスタッフさんに言うと、真空処理にしてお土産にしてくれます。帰ってから常温で食べるのがオススメだそう。

夕食を終えた後は、次の日の朝食の時間(7:00、7:30、8:00で選べます)を8:00にお願いし、再び散策へ。

 

【20:00】夜の散歩

ここまでで心を癒され、身体を癒され、健康的な食事でお腹を満たしてすでに満足感でいっぱいの僕たちですが、ふらっとでた夜の散歩でさらに癒やされることになります。

それは優しくて、温かい照明に照らされた向瀧そのもの。

お昼の日光に照らされた旅館もすっきりとして気持ちよかったですが、夜はまた違った癒しスポットへと様変わりします。

▲夜の向瀧の外観。光が柔らかい。▲

 

▲夜の中庭。昼とはまた違った雰囲気。▲

 

なんとなくあのジブリ作品を思い出すような、そんな雰囲気。夜の向瀧に癒された後は、部屋に戻ってぐっすり眠りにつきました。

 

【2日目 7:00】朝風呂

本当にぐっすり眠った僕たち、特に僕は気持ちよすぎて起きたくないと5分くらい駄々こねてました。笑(カメラマンさんごめんなさい!)

▲こんな状態です…▲

 

そんなこんなありつつも朝風呂へ。寝起きなのでちょっと温度の低いさるの湯にはいります。起きたくないほど気持ちよく寝て、起きた後はこの肌触りのいい温泉。

ああ、もう帰りたくない。(と言いつつもしっかり朝食に間に合うように上がりました)

 

【8:00】朝食

朝から爽やかな笑顔で部屋番のスタッフさんが運んでくれた朝食がこちら!

▲素材を活かす料理▲

 

夕食に続いて、朝食も向瀧の温泉たまごや紅鱒のせいろ蒸しなど、優しさに溢れた料理が並びます。飾らない素材の味をここでも堪能することができます。

あー、朝からなんて贅沢……本当に帰りたくない!!!

 

【10:00】チェックアウト

そしてとうとう帰りの時間が…

僕は相変わらず帰りたくないと駄々をこねて、さすがにちょっとカメラマンさんに怒られました。

最後に向瀧のスタッフさんたちと記念撮影をし、泣く泣く向瀧を出た僕たちでした。

▲みなさんと記念撮影▲

 

まとめ

今回僕たちのお世話をしてくれた部屋番の菅野さん。

新卒で向瀧に入社したとのことで理由を伺うと、会社説明会の際に菅野さんが「働く上で辛いことはなんですか?」と質問をしたところ、社員の方が「お客様に最善の接客ができなかった時、悔しくて申し訳なくて、それが辛い」と答えられたそうで、それを聞いてこの旅館で働きたいと思ったそう。

▲菅野さんの癒やしスマイル!▲

 

みなさんとても親切で丁寧、いい笑顔でご対応くださり、菅野さんはじめスタッフの皆さんの心遣いにさえ癒されました。

▲6代目平田社長。とても気さくで柔らかい方でした。▲

 

お泊り取材を通じて感じたのは最後に、向瀧の魅力は何と言っても「非日常の癒し空間」。歴史ある建物で癒され、会津藩士を癒した温泉に身体を癒やされ、そして人に癒やされます。

それに春には桜、夏にはホタル、秋には紅葉、冬には雪見ろうそくと四季折々の楽しみがあります。

お仕事を頑張る皆さん、無理をしすぎないように頑張って、たまに自分やご家族へのご褒美として、時間も日常も忘れてただただ“ぼー”っと癒されにいってはいかがでしょうか?

 

会津東山温泉 向瀧

〒965-0814 福島県会津若松市東山町大字湯本川向200

0242-27-7501

http://www.mukaitaki.com/

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